川上ひかり ストーリーブック2 〜 育児初期・セラピストになるきっかけ〜

1章 好きな仕事で“人のためになる”ということ

 

このお仕事は本当に「人のため」になっている?化粧品訪問販売時代

2005年、長男5 歳、長女2 歳を子育てしながら、化粧品販売のお仕事に従事。お友達やご紹介者にスキンケアのアドバイスをしていました。そこでふと湧き出た疑問が「どうして年齢を重ねたり、肌の悩みが多い人はスキンケアにどんどん投資しなくてはならないんだろう?」というものでした。リピート注文を頂くために、定期的な訪問フェイシャルマッサージのサービスをする際に、「なんだか最近くすみやシミが増えてきて…」と気になっておられることを聞き取り、押し付けがましくならないように、ワンランク上のスキンケアシリーズを提案してセット購入していただく仕組みでした。

けれども、そうしてスキンケア商品を提案しているうちにある疑問が浮かび上がってきました。

「どうしてスキンケアを続けているのに肌悩みはなくならないのだろう?」

疑問を解消するために、何十種類もの化粧品の成分を一つずつインターネットや化粧品成分辞典などで調べ、 肌の仕組みも独学で勉強したのです。

結果的に、メーカーから教わった化粧品学や皮膚科学の10倍ぐらいの内容になりました。

お客様のお悩みを解消するのはうちの商品だと思い込んでいたけれど、逆に化粧品に頼らないといけないお肌を作る手伝いをしてきてしまっていたことを知ったのです。

 

仕事と育児の狭間で自律神経失調症を発症。アロマとの出会い

 

キレイになるための投資を提案する仕事をしてきたつもりが「自分がお客様のお肌をダメにしてしまったんだ」と、今までオススメしてきたお客様たちに申し訳ない気持ちになりました。

同時に、仕事量が増えるにつれ、子どもたちとの時間が充分に取れなくなっていたことで、母親としてダメだと自己評価をし、罪悪感は増す一方。

 

あっという間についた「自律神経失調症」という診断名。そんな時、自分を癒すために出会ったのが、アロマトリートメントというリラクゼーションマッサージでした。植物の香りと、肌をゆっくりとマッサージされることがこんなにも心まで緩めてくれるのかと、まさにカラダもココロもほぐれる様を体感しました。これが、アロマとの出逢いでした。アロマセラピストを目指すことになったきっかけです。

 

人の笑顔が見たいなら自分が笑顔で。ママ起業家として再出発

 

2006年にプロセラピストの資格を取得し自宅の一室でアロマサロンを開業。長男・長女が保育園に通う時間帯のみの営業でした。お客様にサロンにお越しいただくことがありがたく、「本当の意味で女性の笑顔を増やすこと」を理念に掲げ、技術・知識・人脈を拡げてきました。同じように「人を癒す仕事」で輝きたいと願う女性たちとの出逢いも増えていきました。

 

その後、自宅サロンから店舗サロンに拡張。近隣の個人サロンとの差別化を図るために「敏感肌ケア」と「マタニティーアロマ」に力を入れ、ブログと口コミのみで集客。6年でのべ600人を施術し、女性の笑顔をサポートしてきました。マタニティヨガインストラクターと一緒にママの習い事サークル、mamaWellを立ち上げ、3年ほど運営に注力しました。

 

第2章「横浜から札幌へ、人脈0からの再スタート」

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最終更新日:2016/11/14